瀬谷災ボラ便り(平成30年9月)

瀬谷養護学校防災訓練

9月14日(金)神奈川県立瀬谷養護学校の避難訓練に瀬谷災ボラメンバー3人で見学参加させて頂きました。新米の私は初めての参加で、しかも初めての場所で、いささか緊張しましたが無事終了、報告させて頂きます。

 瀬谷養護学校は昭和46年に神奈川県、最初の県立知的障害養護学校として設置されました。3万平方メートルを超す広大な校地は、すぐ近くが境川で樹木に囲まれた緑豊かな所にあります。

 さて、避難訓練の開始です。午前10時頃の地震発生の合図と共に、ヘルメットを被った先生方に連れられて、雨天の為、体育館に避難が始まりました。

避難訓練の参加者は児童生徒が249名(小学部86名、中学部60名、高等部103名)で、その児童生徒数の約半数の先生方です。

 

瞬く間に、体育館は避難してきた人たちで一杯になり、児童生徒の安全確認がなされて、中瀬谷消防出張所長からお話がありました。そして訓練終了となり、各自、流れ解散となりました。時計を見たら、10時半でした。

瀬谷養護学校では日頃、学校内の連携支援室を通して、地域交流活動を積極的に行っています。避難訓練の後、学校の先生が熱心に学校の説明と、地域交流を大切にしていることを教えてくださいました。瀬谷養護学校の皆さま、避難訓練にお招きありがとうございました。

文 平原美栄  写真 小川滋

南瀬谷小学校防災訓練

9月8日(土)南瀬谷小学校防災拠点訓練に瀬谷災ボラネットからこれまでで一番多い9人が参加しました。

防災訓練参加者約180名は5グループに分かれ、① 応急給水訓練、② トイレ対策、③ 災害ボランティアネットワーク、④ ペット対策、⑤ 避難所区割り、を順番に廻りました。(右上に続く)

災ボラネットが拠点防災訓練の一部に組み込まれていることはとてもありがたいことです。災ボラブースでは、災害時簡単レシピ試食、瀬谷区災ボラ電子地図、災ボラの活動の3つを紹介しました。災害時簡単レシピはいつものように多くの方に興味をもって試食していただき大好評でした。

瀬谷区災ボラ電子地図では、地図サイズのカードにAED設置場所、公共トイレ、ハザードマップなどのQRコードを印刷し、それをスマホやiPadで撮影し、スマホ、iPad上に地図を表示しました。場所が狭かったこともあり、校長先生、先生お二人、南瀬谷中学校の生徒さん達、一般参加の女性グループなど15名位に個別に紹介しました。名刺サイズの地図カードは予想以上に興味を持っていただけたようです。

    文、写真    辻川和伸

ひなたやま支援学校防災訓練

9月2日「ひなたやま支援学校」の防災訓練に瀬谷災ボラメンバー2人が見学参加しました。この防災拠点は対象地域の7割が泉区、3割が瀬谷区だそうです。

  訓練参加者は3グループに分かれ、

①体育館での区割り訓練、エコノミー症候群防止体操、緊急電話の紹介、

②防災拠点の紹介ビデオと閲覧と講話、

③緊急給水栓、ペット帯同避難についての講話

を順番に廻りました。

 訓練内容の多くは、他の防災拠点訓練で経験済みでしたが、横浜市総務局の「防災拠点の紹介ビデオ」は初めてでした。15拠点に配布されているそうです。

朝から雨のためか、参加者はスタッフを入れ200名位。瀬谷災ボラメンバーは、災害情報ツイッターシステム(DITS)で情報発信しつつ、訓練に参加しつつ訓練を見学しました。

 文、写真 辻川和伸

 

(左下に続く)


九都県市合同防災訓練

ビッグレスキューかながわ

大和市防災フェスタ

神奈川県の3つの防災訓練を見学しつつ、DITS(災害情報ツイッター)で訓練状況を発信しました。

    文、写真  篠 康房

9月1日(土)九都県市合同防災訓練。

神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、横浜市、川崎市、さいたま市、千葉市、相模原市の合同訓練です。

 川崎市の東扇島を主会場に、消防、警察、自衛隊、在日米軍、各関係団体が一堂に会して、大規模な訓練を実施。防災フェアや、住民参加型訓練、ボラセン設置・運営訓練も実施しました。

8月26日(日)ビッグレスキューかながわ。神奈川県と海老名市共催訓練。相模三川公園を会場に、大規模災害発生時の救急医療等を主体に行う広域防災訓練でした。

内容は① ライフライン応急復旧訓練、② ロボット情報収集訓練、③ 自主防災組織・消防団による訓練、④ 多重衝突事故からの救出救助訓練、⑤ 道路決壊訓練、⑥ 中高層建物での救出救助消火訓練、⑦ 倒壊家屋からの救出救助訓練、⑧ 道路陥没現場からの救出救助訓練、⑨ 航空機による情報収集・救出・救助訓練、⑩ 医療救護活動訓練、⑪ 災害救助ボラセンセン設置訓練

8月25日(土)大和市防災フェスタ。

大和市、赤十字奉仕団、やまと災害ボランティアネットワーク、災害ボランティア連絡協議会、社会福祉協議会が参加。

避難所生活での注意点を紹介。① エコノミークラス症候群を予防しよう、② 肺炎と脳梗塞は口の清潔が必要、③ 非常食レシピ、④ 食の備蓄(水・食料)、⑤ 衛生面の注意手洗い・消毒、⑥ 紙食器の作り方、⑦ 避難生活を少しでも元気に過ごすために、⑧ 血圧・血糖値が高い人へ

(右上に続く)

瀬谷ボランティアバス

7月27日(金)〜29日(日)12回目となる瀬谷ボランティアバスで釜石市を訪れました。今回は、復興住宅での交流・支援として釜石市内の嬉石県営第2アパートでの夏祭り支援しました。参加人員は、隼人高校より29名(先生2名含む)一般4名、災ボラ3名、事務局6名の総勢42名。

 28日朝 釜石駅前にて現地社協、釜石高校の生徒さんと合流し、バスで嬉石県営第2アパートへ。12時お祭り開始。

出し物は、模擬店(牛バラ焼き、焼き鳥、おでん、シュウマイ、かき氷、飲み物、枝豆、そうめん)とゲームコーナー(スカットボール、ラダーゲッター、ビンゴゲーム)。現地の住民の方は総勢60数人、これまでで最も多い参加でした。

私たちのGrは、焼き鳥コーナーを高校生4名と一般ボランティア1名の6名で400本焼き、1時間30分くらいで全て完売の盛況ぶりでした。作業は、二人一組で、焼く人、並べたり焼きあがったものをパッキングしたりの分業で作業を進め、4名は他のコーナーに行って試食したり、現地の方と交流したりと交代制で作業を進めました。短い時間の中で、いろいろな交流・支援ができたのではないかと思います。後半の30分間は、ビンゴゲームを行い、現地の方々が大いに盛り上がりました。

 

最後に町内会の会長さんよりご挨拶があり、また来年も来てくださいと、力強いご依頼がありました。

この後、大槌町浪板海岸の三陸花ホテルはまぎくにバスに移動し宿泊。翌朝、ホテル総支配人による震災当時の講話をいただきました。発災当時60数名のお客さんが宿泊していたそうです。ホテルは、第2波の津波で、3階の天井まで浸水したが、お客さんはその前に全員ホテルのマイクロバスで近所の高台迄避難し無事であったそうです。素敵なお話をお聞き出来ました。

       文、写真 篠 康房