瀬谷災ボラ便り

2019年11月

瀬谷区災害ボランティアネットワーク

 

旭/泉/瀬谷/保土ケ谷4区合同防災講演会

11月16日(土)せやまる・ふれあい館で旭・泉・瀬谷・保土ヶ谷の4区社協/災ボラ合同の防災講演会を開催し32人に参加いただきました。

■ 横浜災ボラネットワーク会議代表の河西英彦氏から、昨年7月の西日本豪雨、今年9月の台風15号、10月の台風19号での千葉県富津市、神奈川県川崎市、相模原市での支援活動の紹介がありました。

この中で、岡山県総社市の的確な災害対応について多くの方が興味を持たれたようでした。 

総社市は、人口6万7千人で瀬谷区の約半分です。被災の翌日、総社市長 片岡聡一氏のツイッター呼び掛けて600人以上の高校生が市役所前に集まり支援活動に参加しました。約3ヶ月で367件の支援依頼に対し15,231人のボランティアが全国から集まりました。また毎年災害ボランティア養成講座を実施し、災害ボランティア登録数111名、災害ボランティアセンター開設訓練には100人が参加するそうです。私達、瀬谷区災ボラネットが見習うべき点も沢山ありそうです。(右上)

↗■ 瀬谷区危機管理の小山智久氏から、瀬谷区防災計画地震対策編と風水害対策編の見直し点をご紹介いただきました。また台風15号、19号での瀬谷区の対応状況について説明いただきました。台風19号では警戒レベル4の警報が発令され3ヶ所の避難所に300人が避難しほぼ満杯でした。

今後、避難所の数を増やすことを検討するとのことです。

 

二つ橋小学校防災拠点訓練

11月2日(土)二つ橋小学校防災拠点の秋季訓練でした。瀬谷区災ボラネットは計12人(二つ橋小学校に7人、せやまる・ふれあい館に5人)が2つの訓練に参加しました。

■ 瀬谷区災ボラセンターへのボランティア派遣要請訓練 

訓練では、防災拠点(二つ橋小)の横浜市派遣職員がPHSで災害対策本部(瀬谷区役所)にボランティア派遣依頼しました。この依頼は災害対策本部から災害ボランティアセンター(せやまる・ふれあい館)にPHS・FAXで伝えられ、ここでニーズ票としてまとめました。横浜市、瀬谷区役所、瀬谷区社協、瀬谷区災ボラメンバーなど8名が訓練に参加し、また二つ橋小拠点運営委員会情報班約10名が訓練を見守りました。

■ 災害ボランティアセンターの役割とDITS紹介体育館の災ボラブースの中で、被災者−町内会・自治会ー防災拠点ー災害対策本部ー災害ボランテイアセンターでの支援依頼とボランティア派遣の一連の流れを紹介しました。またDITS(災害情報ツイッター発信)で防災訓練風景をプロジェクターに写しながら、災害時の被害情報発信にDITSが便利であることを紹介しました。(左下に↙)


(↗右上より)

台風15号、19号で、瀬谷区、川崎市、相模原市で被害が出た直後でもあり、多くの方々が災害ボランティアセンターの役割やDITSの使い方に関心を持っていただけたようです。

 

三ツ境小学校防災拠点訓練

10月26日(土)瀬谷区三ツ境小学校の防災拠点訓練でした。訓練内容は二つ橋小とほぼ同じです。瀬谷区災ボラネットは、2つの訓練に10人が参加しました。

■ 瀬谷区災ボラセンターへのボランティア派遣要請訓練

防災拠点(三ツ境小学校)の市派遣職員が防災無線で災害対策本部に依頼、これを、PHS・FAXで瀬谷区災害ボランティアセンターの社協メンバーと4人の災ボラメンバー伝達する訓練でした。

その結果、防災拠点から災害対策本部を経て、正しく災ボラセンターに伝えることができました。

■ 防災訓練でのDITS (防災情報ツイッター発信)

防災訓練内容を災ボラメンバー4人+拠点メンバー1人の計5人でDITS投稿し、投稿内容を体育館に設置したプロジェクターでリアルタイムに参加者に見ていただきました。合わせて災害ボランティアセンターの役割を紹介しました。台風15号、19号で被害が身近に出たこともあり、災ボラ活動やDITS投稿に多くの方に関心を持っていただきました。(右上に)

ボランティア派遣依頼訓練振り返り

11月28日(木)区役所、社協、災ボラネットの三者で、二つ橋小、三ツ境小で実施したボランティア派遣訓練について振り返りました。

今後、以下の点について区役所、社協、防災拠点、災ボラネットで検討する予定です。

・災害ボランティアセンター開設情報を、区社協と区災害対策本部のホームページに掲載するタイミングや流れについて整理する。

・区役所で準備する「市民向けの災害ボランティア派遣依頼票」と、災ボラ内部用の「ニーズ把握カード兼活動報告」をそれぞれの使用目的に合わせてうまく活用していく。

・伝達方法に関しては、Eメール→FAX→電話の順番で状況を見ながら使用する。

・災ボラセンターから担当者が現地調査した後、ボランティア派遣人数、必要資機材を確定する。

・ボランティア派遣について、調査中、活動中、実施不可等の欄を追加し、災害ボランティアセンターと災害対策本部で共有できるようにする。

 

瀬谷フェスティバル

10月20日(日)は瀬谷区最大のお祭り「瀬谷フェスティバル」でした。瀬谷区災ボラネットは、区役所危機管理、瀬谷区社協と共同で防災クイズを呼び掛け、約800人の家族連れに応募していただきました。

またブース前では瀬谷区社協とボーイスカウトの子供達が台風19号災害義援金を呼び掛け、多くの方々に寄付をいただきました。

この日、天気は、前半は曇りでしたが、後半は青空も出て、気温も24度〜25度と絶好のお祭り日和となりました。正確な参加者数は不明ですが、昨年以上に多かったと思います。